マオさん初のソロフルアルバムリリース＆久留米でライブも

久留米をイメージさせる曲「ROUTE209」をリリース。マオさんにインタビュー

くるめふるさと大使でロックバンド「シド」のヴォーカルマオさんが、5月29日に自身初のソロフルアルバム「habit」をリリース。全10曲の中には、久留米をイメージさせるリード曲「ROUTE209」も収録されています。アルバムを携えて全国のライブハウスを回る”MAO TOUR 2024 -habit-"も開催予定。7月12日にはなんと、久留米でもライブが開催されます！
ソロアルバムのリリースや久留米でのライブ開催についてマオさんにインタビューしました！！

mao_jacket 　 KOHO6963★★修正後

NEW ALBUM「habit」リリースインタビュー

初のソロフルアルバム「habit」は、どんな想いが詰まったアルバムですか

「初期衝動」というテーマで作詞作曲を手がけました。子どもの頃に聴いた音楽だったり、バンドをやっていく中で聴いてきた音楽だったり.....自分がバンドマンになっていくまでに"こういうルートを通って今の自分ができた"という道のりをみんなに知ってほしいという想いで曲を書きましたね。なので、当時聴いていた曲やバンドの匂いがするようなアルバムになっています。

収録曲にはロックだけではなく、ジャズを取り入れた楽曲など幅広いジャンルがちりばめられていますね

周りがバンドブームだったので、バンドを聴いている人が多かったんですけど、自分はそれ以外のジャンルも、気になったものは全て聴いていました。それが自分の今の音楽の”血”となり”強み”になっていると思っていて.....その辺を活かせたらなと思い、今回幅広い楽曲が入っているアルバムを作りましたね。

「ROUTE209」といえば久留米市を通る国道209号線。どんな思いで作られたのでしょうか

ライブ活動を始めた地が久留米なんですけど、久留米でライブ活動をして、ある程度お客さんが入ってくれるようになって、これから自分が東京に出ていくっていう状況の中で、どういう思いで東京に上京したかとか....挫折を味わったりしていた頃でもあったので、あの時の気持ちを思い出しながらこの曲を書きました。

久留米での思い出は

当時は、西鉄久留米駅の一番街あたりがすごく盛り上がっていて。あの辺にいつも仲間と集まっていました。バンド活動の中でも久留米のライブハウスをメインにやっていたので、久留米のお客さんにたくさん来てほしいという思いから、当時はビラ配りをやったり、"何時にここでデモテープ配るよ"って告知してデモテープを配ったりとか....いかに周りがやっていないことをやって目立とうかというのを考えてましたね(笑)。

7月の「久留米ウエポン」でのライブ開催に向けたお気持ちを聞かせてください

久留米で当時メインにやっていたライブハウスが「シャウト」「ハクライカン」そして「ウエストポイント」（現在の久留米ウエポン）でした。思い出のライブハウスでずっとやりたいと思っていたんですけど、「シド」というバンドの大きい船だとなかなか自分がやりたいことをすぐにはやれなかったりというのもあって。なので今回、ソロという自分のペースでやれる活動の中で、自分の原点でもある久留米のライブハウスで、やっとライブをやらせてもらえる日がきたのはすごく嬉しいですね。

ライブの見どころを教えてください

初のスタンディングのツアーです。これまでのソロ活動は、椅子付きのホールだったり、ライブレストランだったりとかで、ちょっと大人でラグジュアリーな雰囲気の場所が多くて。僕もファンもフォーマルな恰好をしてライブをやっていたんです。でも今回はその真逆なので、ファンのみんなもTシャツにタオルで来てくれると思うんですよね。本当にもう、これ以上ないなっていうくらい、熱いライブにできたらなと思っています。

久留米市民・ファンの皆さんに向けたメッセージ

21年間「シド」というバンドをやっていますが、福岡や久留米の皆さんは初期の頃からずっと熱心に応援していただいていて、ありがとうございます。シドのメンバーもツアーが決まった時は、"マオの地元だし、福岡や久留米でやろう"と言ってくれて、「シド」にとっても第二の故郷のような存在だと思います。これからも頑張っていくので、応援よろしくお願いします。

久留米でライブ活動を頑張っている人にメッセージ

久留米には色んな音楽の偉大な先輩がいて、それを自分も追っかけてきて今、自分なりのやりたいことを東京でやらせてもらっています。都会に出たときに、大変な思いだったり辛いこともあったんですけど、久留米ってすごく優しい街なので、地元のことや友達を思い出したら、もう一回前向きに頑張ろうって思えて....それで今の俺があると思っています。
久留米でバンド活動をしたり、久留米で音楽に触れてこれから頑張っていこうと思ったりしている人がいっぱいいると思います。”自分の地元を大切にする”っていう気持ちを忘れずに、これから先、音楽だけじゃなくて素敵な人生を歩んでいってもらえたらなと思っています。僕も頑張ります。