久留米市で活動する和太鼓グループ「御井鼓舞組」を紹介 〜郷土芸能活動で地域貢献〜

聖マリア学院大学 ニックネーム:HT

聖マリア学院大学4年のHTです。

私は5歳から和太鼓の演奏を始め、現在プロの和太鼓グループ「和太鼓UNIT壱打」で活動しています。
大学進学を機に久留米市に引っ越してきて、初めて見た和太鼓演奏が「御井鼓舞組」の自主公演でした。
久留米の魅力として「御井鼓舞組」の皆さんを紹介します。

THさん

演奏中の筆者

御井町に生まれた新たな太鼓チーム・御井鼓舞組

御井鼓舞組は平成18年に御井町で発足し、今年で16年目を迎えます。メンバーは35人で、小学生から社会人まで幅広い年代の人が所属しています。
活動は毎週火曜日19時30分から20時30分までと、土曜日18時30分から20時30分までの週2日。和太鼓UNIT壱打の河島賢明先生(株式会社アトリエスカイ)が指導しています。
「鼓(つづみ)が舞い踊る様な躍動感溢れる演奏」を目指して「御井鼓舞組」と名付けられました。

 

御井町に新しい太鼓チームが誕生

代表の古殿弘恵さんに話を聞きました。
「久留米市内に子ども太鼓チームは多くありましたが、御井町にはありませんでした。チームを作りたいと思い、小学校の体育館を借りて活動を開始。当初は太鼓がなかったので酒蔵から酒樽をもらい、太鼓の代わりにして練習を始めました。少しずつ太鼓を揃え、現在では年1回久留米シティプラザで自主公演を行っています。この2年間は新型コロナの影響でできませんでしたが、昨年は無観客で開催。動画で配信しました。そのほか、地域の行事や祭り、高齢者施設への訪問で演奏活動を行っています」と話しました。

 

御井鼓舞組自主公演

御井鼓舞組の自主公演の様子

 

日常では味わえない経験が

活動を通じて得られる学びや喜びについて、練習中のメンバーに話を聞きました。
Aさんは、「メンバー内の世代を超えた繋がりの中で、一緒に何かを達成できることに喜びを感じています。地元の行事に参加することで、地元の事を深く知ることができ、自分たちが住んでいる久留米市の魅力を発見することも多いですね。活動を通して日常では味わえない経験をさせて頂いています」と話しました。

御井鼓舞組の皆さん

練習中の皆さん。笑顔で生き生きと練習に取り組んでいます

 

子どもたちの戻れる場所に

メンバーに、今後の活動目標について聞きました。
Bさんは、「私は親子2世代で活動をしていますが、将来は3世代で活動が出来たらいいなと思っています。今習い続けている子どもたちが大人になったときに、いつでも戻れる場所にすることが目標です。活動を長く続けて3世代、4世代とつなぎ、地域に根付いたグループとして存続できればいいなと願っています」と語りました。

 

車椅子の寄付で地域にも貢献!

祭りに招いてもらうなど、地域の人々のおかげで活動を継続することができています。演奏以外でそのお礼を「形」にして地域に貢献したいという思いから、自主公演の収益で車椅子を寄付する活動に取り組んでいます。
「寄付を始めて今年で5年目になります。これまで合計15台の車椅子を久留米市社会福祉協議会に寄付しています」と話しました。

 

まとめ:取材を通して

和太鼓グループ「御井鼓舞組」を取材しました。迫力満点の演奏で、皆さんのとても楽しそうな姿が印象的でした!
親子で活動を継続する素晴らしさや、自主公演の収益から久留米市に地域貢献する姿に感銘を受けました。
御井鼓舞組の演奏と和太鼓UNIT壱打の演奏は、YouTubeで視聴できます。

御井鼓舞組の演奏に魅了された人は、公演や練習場に足を運んでみてください。

YouTubeはこちらから:アトリエスカイ

(C)久留米シティプロモーション

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