聖マリア学院大学 ニックネーム:トレ
聖マリア学院大学で、看護師を目指して勉強している2年のトレです。
大学の講義で、人間の健康と環境のつながりを学ぶことが多くあります。私自身も環境問題に関心を持っています。
公開講座で学んだ久留米市の環境保全の取り組みについて紹介します。
ごみ削減の取り組みを意見交換
聖マリア学院大学は、毎年「よりよく生きる」をテーマに市民向け公開講座を開催しています。
このサイトで同大学のケロリン、N2さん、MR.が「久留米市の環境問題に対する取り組み」を取材したことがきっかけで、11月12日の講座につながりました。
久留米市環境部資源循環推進課の香月雅之さん(写真左)と東原政弘さんを講師に迎えました。
近隣住民や大学生、教職員などが参加し、久留米市のごみ削減の取り組みについて積極的な意見交換を行いました。
講義の様子
循環型社会を目指して
「循環型社会」とは、2000年に日本で施行された「循環型社会形成推進基本法」の中心となる、限りある資源を効率よく使う無駄のない社会のことです。
久留米市では、循環型社会の実現に向けた活動を、第3次久留米市環境基本計画に定めています。
第3次久留米市環境基本計画において、『自然と人間とが共生し、持続的な発展が可能な都市・久留米』を目指す環境像として定め、『市民や事業者などすべての主体が高い環境意識を持ち、自ら取り組み、連帯して行動するまち(環境先進都市)』を目指していることが記載されています。
現在、成果指標として掲げられているのは、久留米市民一人一日当たりのごみ排出量の目標値です。
令和3年度の市民一人一日当たりのごみ排出量は893g。令和7年度までに888g以下に削減することが目標値となっています。
環境保護を目指したリサイクルの取り組み
久留米市内のごみ削減と分別活動について話を聞きました。現在、久留米市は18品目に分けてごみ分別回収を行っています。この取り組みが市民全員によりよく伝わるように広報活動も実施。YouTube「久留米市エコチャンネル」では、正義のヒーロー分別救助隊ワケルンジャー、チラ・カラスなどがごみ削減の大切さを伝えています。動画で学ぶことができるので、分別方法などが分からない人でも気軽に取り組めます。
使わなくなったもの、いらないものを他の人が価値あるものとして活用できる「リサイクル宝の市」を毎月第3日曜日に宮ノ陣クリーンセンターで開催。
リサイクルされた物品は、他の人が活用できるようにきれいに整えて販売されます。
まとめ
久留米市の環境保全活動について市民の皆さんと学ぶ機会に参加して、私たちも日々の生活での行動について考え直すことが必要だと感じました。
大学内でもごみの削減について話し合い、久留米市の目指す環境像に近づけるように努力していきたいと思います。
講座に参加した市民の人も「日常生活に関係する一人一人の意識が、地球環境につながる大事なことだと分かりました」と話しました。
久留米市環境部資源循環推進課の皆さん、ありがとうございました。