聖マリア学院大学 ニックネーム:ケロリン
こんにちは!
聖マリア学院大学4年のケロリンです。
本学は地域ファーストをミッションとしたカトリックの看護大学です。グローバル、グローカルにボランティア活動が行われています。
今回ご紹介する鳥飼校区津福東公民館の「いきいきサロンふれんど」のボランティアリーダー堀田 元子さんとの出会いも「いきいきサロンふれんど」でのボランティア活動でした。
今回は堀田さんに発足のきっかけや活動の実際、活動への思いをお伺いしました。
ケロリン(写真右)
「いきいきサロンふれんど」発足のきっかけ
鳥飼校区津福東公民館の「いきいきサロンふれんど」は、津福東のボランティアの皆さんが、75歳以上の高齢者の方を対象にサービスを提供する場です。平成28年7月に堀田 元子さんと民生委員の丸山 節子さん、両氏の高齢者が笑顔で暮らす地域でありたいという熱い思いがきっかけとなり発足しました。
日本は超高齢社会を迎えましたが、平成28年当初、鳥飼校区津福東も既に高齢者の方が多く暮らしていたそうです。堀田さんは、利用者の方とボランティアが友人のように仲良く、楽しく、時を過ごすことができる活動をしたいと願い、活動の会を「いきいきサロンふれんど」と名付け、高齢者が笑顔で暮らす地域づくりの第一歩をスタートさせたとのことでした。
インタビューを受ける堀田 元子さん
「いきいきサロンふれんど」の活動内容
鳥飼校区津福東公民館で毎月1回第3土曜日の10時から12時まで開かれています。
参加者は利用者が25名、ボランティアが15名程度です。サロンでは地域の子どもから大人までが参加し、ダンス・ゲーム・歌などの催し物や健康体操、お誕生会が行われています。
令和元年からは、聖マリア学院大学の教員、学生、聖マリアヘルスケアセンターの看護師、理学療法士、作業療法士等が加わり、健康観察や健康相談、体力維持のための体操などがボランティアの活動内容に追加されました。
堀田さんは、医療の専門家との繋がりに安心感を得たこと、大学生の参加により高齢者の表情が豊かになり笑顔が増えたことや装いが明るくなった、特にコロナ禍では心強い存在になったと話されました。
「いきいきサロンふれんど」のこれからに対する思い
最後に堀田さんは、「高齢者が笑顔で暮らす地域でありたいという思いで『いきいきサロンふれんど』を発足しここまで来たが、人のためにという活動がいつの間にか自分たちボランティアの楽しみや喜びとなっていた。これからも活動を継続するためには、現在の仲間たちに加え、若いボランティアの育成が必要です」と語られました。
堀田さんへのインタビューを通して、成熟した地域は、そこに住む人々の他者のためにという熱い思いと行動によって創造されるということを痛感しました。このような機会を与えて頂いたことに感謝いたします。
利用者と健康相談を行う聖マリア学院大学の学生(新型コロナウイルス感染拡大前に撮影)