鮎川 誠さん

(2023年1月時点)

シーナ&ロケッツの鮎川誠さんが、1月29日に膵臓がんのためお亡くなりになりました。
くるめふるさと大使として、故郷久留米に賜ったご厚情に深く感謝申し上げますとともに、在りし日のロックなお姿を偲び、心より哀悼の意を捧げます。

プロフィール

鮎川誠さん

鮎川 誠(あゆかわ まこと)

シーナ&ロケッツ

1948年、福岡県久留米市生まれ。九州大学農学部卒。 
「シーナ&ロケッツ」のリーダー、ボーカル・ギタリスト。 

1970~1978年、福岡を代表するバンド「サンハウス」のリードギタリスト・コンポーザーとして活動後、1978年よりシーナ&ロケッツを結成。『涙のハイウェイ』でデビュー。『ユーメイ・ドリーム』が大ヒットとなる。エルビス・コステロやラモーンズともライブで共演し、1981年にはアルバム『SHEENA&THE ROKKETS』でアメリカデビューも果たす。

「ロックは生だ。音で勝負!」という鮎川の指針のもと、アリーナクラスから数々のフェス、ライブハウスに至るまで、妥協なきステージングで繰り広げられるライブアクトを中心に活動を続けている。 
結成時のオリジナルメンバーを現在も擁し、質・量ともに群を抜いたその活動歴は、ジャンルを越え、日本を代表するロックバンドとしての可能性を独走状態で追求し続けている。
ロックが出来るところならどこにでも行く、どこでもやるというフットワークの軽さは、鮎川が70歳を迎えた今もまったく衰えることはない。

2014年7月に発表したシーナ&ロケッツの18枚目アルバム「ROKKET RIDE」はロング・セールスを記録中。
自身のソロ作としては『クールソロ』(Alfa)、『London Session』シリーズ(Speed Star)がある。
2016年シーナ&ロケッツのシーナとの出会いから、シーナ&ロケッツ結成秘話、これまでの生き方について語ったロングインタビュー番組CROSS FM「HAPPY HOUSE」が、日本放送文化大賞グランプリを受賞。その語りを「シーナの夢」 (西日本新聞社)として書籍化される。

2017年11月には47都道府県ツアーを全県踏破して40周年目に突入した。
2018年3月シーナ&ロケッツ40周年を記念して、鮎川誠選曲・監修の元、41曲が収録されたシーナ&ロケッツのベスト盤「ゴールデン・ベスト EARLY ROKKETS 40+1」「ゴールデン・ベスト VICTOR ROKKETS 40+1」がそれぞれ2枚組でビクターとソニーから発売。
またシーナ&ロケッツの半生を描くドラマをNHK福岡が制作。3月に九州・沖縄限定で放送され話題に。全国からの多くの反響により、早くも5月に全国放送が決定した。

音楽以外では、モデルとして多くのテレビCMや広告に出演するなど、その独特の存在感で多くの人を惹きつける。
俳優としてテレビドラマNHK『ちゅらさん』などに出演。映画では『ジャージの二人』(08年/中村義洋監督)をはじめ多くの出演作も。『ワルボロ』(07年/隅田靖監督)では映画音楽を手がけた。また、音楽・コンピュータへの博識を活かした『DOS/Vブルース』、『60'sロック自伝』『200CDロックンロール』の著書もある。

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