福岡市に住みながら久留米に転職し、往復3時間かけての通勤がきつかったので。
転職した時から、僕はすぐにでも移りたかったんですけど、家族の同意がなかなか得られなくて。それで僕が考えたのは、子どもの中学受験。合格したら家族みんなで久留米に来れるかなと思って(笑)そしたら、子どもが見事合格して、引越しできました!
通勤が30分になって、便利になったことは大きいですね。その分家族との時間や、プライベートな時間が増えました。
【妻】自然がいっぱいで、なんかホッとするというか。公園も多いし、子どもを遊ばせるのに、やっぱり和む。徐々にママ友など、子どもを通じた色々な知り合いや、顔なじみ、挨拶する人が増えて、過ごしやすくなってきました。
最初は、コンビニが少し遠かったりとか、少し不便に感じちゃいました。ただ、これまでが便利すぎたと思えば、今は困ってないです。むしろ過ごしやすいんです。
車を持っていないので、移動は徒歩か自転車か公共交通機関を使用していますが、これで十分用は足りるので、特に福岡市にいる時と変わらないです。
困ったことというか不安なことは、ちょっと周りの車の運転が、福岡にいた時よりも怖いかな。
それと、買物が郊外の大型ショッピングモールに集中しすぎてて、それ以外のところでモノが揃いにくいっていう不便さはあります。
福岡市と比べて鳥の種類が多いですね。柿の木にメジロが飛んできたり、春は鶯が木の上で鳴いていたりとか。カラスも白や紺が混じった珍しいカラス(カササギ/カチガラス)もいます。池町川にサギがいたり、あとカワセミも高良川にいたんですよ。見たときには、ラッキーと思いました。筑後川の支流の高良川や、高良山とか、やっぱり自然に関しては福岡市と違いますね。夏に僕らは川で泳いだり、魚を取ったりしたんです。
美術館(久留米市美術館)も素敵ですね。町の真ん中に美術館があって、それを楽しめるのは、豊かだなと思います。隣にある図書館(久留米市中央図書館)にも週に2回くらいは行ってます。北野の図書館にも子どもが好きで、よく行っています。
僕たちは車を持っていないので、行ける場所は限られてるかもしれないけど、バスや自転車、徒歩でいろんなところに行けますね。まだ僕たちも知らない場所もあるんじゃないかな。
福岡市内には電車でパッと行けますし、福岡空港も高速バスで1時間もかからない。交通の中心に近いからか、熊本や大分、長崎にも意外に行きやすいなぁと実感しています。
車があるともっと簡単に行けるとは思うんですけど、車がなくても久留米の中心地ではやっていけると感じています。どうしても必要なときにはレンタカーを借りています。
人がやさしく、のんびりしている感じがします。
Q.久留米での子育てについて
今住んでいる場所は、公園も学校も近くにあって、とても助かっています。久留米市は、福岡市と比べて公園の数が多いように感じます。
公園がいっぱいあって、子どもを安全に遊ばせられる場所がある。福岡ではやっぱり車の心配をしていたので。
びっくりしたのは、久留米の幼稚園は園庭が広い!敷地内で運動会が出来るっていう。たぶん子どもたちも、のびのびとストレス無く遊べているんじゃないかな。
小学生の子どもの転校は心配だったんですが、やさしい友達に恵まれて、受け入れてもらえて嬉しかったです。
Q.これからの目標
今は家と職場の往復なので、もうちょっと居場所のような、職場でも家庭でもない、もうひとつサードプレイスのような場所が作れるといいなと思っています。趣味でもいいんですが、同じ志を持っている仲間のようなつながりができればいいな、作りたいなと思っています。高良川で魚を取ったり、生き物や自然を楽しむイベントをしてみたいです。
【妻】やっぱり子どもを健やかに育てたいです。環境も整っているし、ボランティア活動もいいな。地域で活動されている方も高齢化が進んでいるので、地域に貢献できることをやってみたいなと思っています。
魅力的なところがいっぱいあります。お祭りやイベントも多いし、おもしろいお店もあるし、発見するところがいっぱいあるので、一度試しに来てもらったら、より久留米の良さを感じてもらえるんじゃないかな。福岡市も楽しいところがたくさんありますけど、久留米に住んでも福岡まですぐだし、欲張って、より豊かに楽しめるんじゃないかなと思います。まずは、久留米を知ってもらいたいです。レンタサイクル「くるクル」を使って街をまわってみると雰囲気がわかると思います。
不便なことはなく、むしろ住み慣れると、天神や博多の人ごみが煩わしいと感じます。
最初は困ったりするかもしれないけど、車が無くても快適に不便なく過ごしていけます。
僕たちはマンションの購入を考えたんですが、久留米移住計画のおきなさんと出会い、半田さんと知り合えたことで、賃貸で一旦住んでみることにしました。
家屋が大雨で、浸水している様子もニュースで見ますし、地域のうわさ話もあります。住宅を購入するところがどういうところなのか、しっかり調べておかないと、結局後悔するようなことになってしまうので、まず住みたい地域に賃貸などで住んでみてから、住宅の購入の検討をオススメします。後悔しないようにしてほしいです。
(令和2年3月現在)
土肥勲嗣さん
20年以上を福岡市東区で過ごし、転職と子どもの進学を機に家族5人で久留米に移住。
※今回のインタビューは、ご夫婦でお受けいただきました。